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Thunderbirdでメールサーバの設定を自動入力する

Posted in CentOS7, and VPS

メーラーでメールアカウントを設定するとき、SMTPサーバ、POPサーバ、IMAPサーバのアドレス何!?つながらないんだけど!?
って言われるのすごく面倒くさいですよね。
メアドとパスワードを入れたら後は勝手にメーラーが補完してくれたらいいのに・・・を叶える素敵な方法がありました。
といってもThunderbird専用なんですけども。まぁ自分はTunderbirdしか使わないのでOKとします(ぁ

早速実践。
例えば、
「sample@example.com」
というメールアドレスを運用していたとします。
その場合、@移行のドメイン部のWEBサーバの/.well-known/autoconfig/mail/に、config-v1.1.xmlという設定ファイルを配置すれば良いらしい。
文章で書くとよくわからんですね・・・上のアドレスの場合
http://example.com/.well-known/autoconfig/mail/config-v1.1.xml
というファイルを配置すればOKということです。(当然httpsでも可)

配置するxmlファイルのサンプルはこちら。

簡単にそれぞれの意味をまとめました。

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?> とりあえず先頭に書いてください。お兄さんとの約束です。
あ、当然xmlはUTF-8で保存してください。
<clientConfig version=”1.1″> これも無心で書いてください。お兄さんt(ry
emailProvider 設定を複数書くときに別のidになっている必要があるのだと思います。
ドメインをidにすれば間違いないでしょう。
domain そのまんまです。ドメインを入れてください。
displayName
displayShortName
いかにもどこかで表示されそうですが、私が探した限りThunderbird設定中にこのタグ内の文字列は使われていませんでした。
適当な名前をつけてください。
incomingServer
outgoingServer
受信サーバ・送信サーバの設定は、これらのタグで囲みます。
incomingServerは受信サーバ、outgoingServerは送信サーバの設定であることを示します。
typeにはpop3、imap、smtpといったプロトコル名を入れます。
hostname 該当するサーバのホスト名を入れます。
port 該当するサーバのポート番号を入れます。
socketType 通信の接続保護の方法を入れます。
plain:平文
SSL:SSLかTLS
STARTTLS:STARTTLS
を指定できます。
authentication 認証方式を入れます。
none:認証なし
password-cleartext:平文
password-encrypted:暗号化されたパスワード認証(MD5とか)
を指定できます。
他にもNTLM、GSSAPI、client-IP-address、TLS-client-certも指定できます。
username 認証に使うユーザ名の種類を入れます。
%EMAILADDRESS%:Eメールアドレス全体
%EMAILLOCALPART%:Eメールアドレスの@より前
%EMAILDOMAIN%:Eメールアドレスの@以降
を指定できます。

 

あとはWEBサーバ上に配置して、Thunderbirdで設定するだけ。
これは便利!

更に細かな説明は、公式サイトをご確認ください。
https://wiki.mozilla.org/Thunderbird:Autoconfiguration:ConfigFileFormat

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