開発環境の構築 ~開発環境とは?~
まず開発するにあたって、環境を整えなければなりません。
多少はイメージを持っておいたほうがいいと思うので、ちょっとだけ説明。
例えば書類を作りたいならWord等を使い、表計算をしたいならExcel等を使いますよね。
それと同じように、プログラミングをするにはVisual Studioというソフトが必要だと考えてください。
PCで書類を作りたいのにWordに準ずるソフトが無かったらどうでしょうか・・・大変ですよね。
同様にプログラミングするにも、開発を手助けしてくれるソフトが存在します。
※俗に統合開発環境(IDE)と呼ばれるくらいは覚えておくと良いと思います。
詳しくはWikiなどを見て頂ければと思いますが、これ以上の話はプログラミングを経験してからでないとわからないので「ふ~ん、プログラミングするためのソフトね」くらいに思っておいてください。
開発環境の構築 ~Visual Studio Communityのインストール~
なんとなくイメージが掴めた所でインストールしていきましょう。
作業前に、以下の点を確認してください。
・HDDに30GB程度の空き容量がある
・十分な空き時間がある(ノートの方は給電できる環境で行ってください)
・ライセンスに違反しない利用者であること
特に企業や団体で利用する際には制約がありますので、きちんとライセンスを確認してください。
OKな方は下記リンクからVisual Studio Communityをダウンロードしてください。
ダウンロードができましたらインストーラを起動してインストールを進めてください。
途中で以下のような画面が出てくると思います。
Visual C++の中の、Visual C++ 2015用の共通ツールと、Microsoft Foundation Classes for C++の2つはチェックを入れてください。
あとは次へ、次へと進んでいってインストールを開始してください。
むちゃくちゃ時間がかかりますので待ちぼうけです・・・。
インストール待ちの間にMicrosoftアカウントを作成してください。
後ほどこのアカウントでサインインする必要があります。
インストールが完了後起動すると、Microsoftアカウントでのログインを促されると思うのでログインしてください。
以上でインストールは完了です!
サンプルプログラムの実行
テストとして適当なプログラムを動かしてみましょう。
以下の手順でプロジェクトを作成します。
1,ファイル → 新規作成 → プロジェクト
2,Visual C++の中のWin32コンソールアプリケーションを選択
3,名前に「HelloWorld」と入力してOK
4,Win32アプリケーションウィザードへようこそ画面で次へ
5,アプリケーションの種類はコンソールアプリケーション、追加オプションは空のプロジェクトにチェックが入っていることを確認して完了
これでプロジェクトが作成されました。
続いてソースコードを書くためのファイルを作成します。
1,右側の方に表示されているソリューションエクスプローラの中にあるソースファイルアイコンを見つける
2,ソースファイルを右クリック → 追加 → 新しい項目
3,Visual C++の中にあるC++ファイル(.cpp)を選択
4,名前をmain.cppにして追加
先ほど追加したmain.cppというファイルを開いて、その中に以下のソースコードを入力してください。
1 2 3 4 5 |
#include <stdio.h> int main(void) { printf("Hello World!!\n"); } |
入力できたら、
上の方にあるデバッグ -> デバッグなしで開始を選択してください。
そうすると真っ黒い画面にHello World!!と表示されるはずです。
何がなんだかわからないかもしれませんが、おめでとうございます!プログラムが動きました。
このソースコードの中のprintf(“xxxxxxx”)このxxxxxxの部分を他の文字に変えれば他の文字が表示されるので試してみてください。
今回は環境構築が目的でしたので説明は割愛します。
次回以降はプログラムの作り方にフォーカスしていきます!