WordPressのテーマをカスタマイズしたい場合、自身で作成したテーマなら大丈夫ですが、他の方の制作されたテーマを直接いじるのはNGです。
（直接いじる。というのは、wp-content/themes/テーマ名の中のファイルを直接いじるという意味です）
もし直接いじってしまうと、テーマのアップデート時に自分のカスタマイズ内容がパーになります！
・・・恐ろしや恐ろしや。
そんな状況を避けるには子テーマを作る事が必要です。
子テーマとは使いたいテーマの全ての情報を継承しつつ、カスタマイズしたいファイルだけ上書きした独立したテーマです。
独立したテーマなので、親にしているテーマをいくらアップデートしようが、自分のカスタマイズ内容が上書きされることはありません。
簡単に子テーマは作成できるので、是非子テーマをいじるようになさってください。
子テーマの作り方
親テーマ名：Hoge Theme
親テーマディレクトリ名：hoge-theme
子テーマ名：Hoge Theme Child
子テーマディレクトリ名：hoge-theme-child
という名前になっている前提で話を進めます。
まずFTPか何かで、”WordPressインストールディレクトリ/wp-config/themes/”の中に子テーマ用にhoge-theme-childディレクトリを作成します。
ディレクトリの中にstyle.cssとfunctions.phpの名前で2つのファイルを配置します。
それぞれのファイルの中身は以下のとおりです。
style.css
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/* Theme Name: Hoge Theme Child (子テーマの名前を入力) Theme URI: http://www.hoge.com (親テーマのURIを入力すれば良いでしょう。) Description: Hoge Theme Child Description (子テーマの説明を入力) Author: JDBC TOKYO (作成者の名前を入力) Author URI: https://blog.ryzen.tokyo (作成者のURIを入力) Template: hoge-theme (*** ここ重要 *** 親テーマのフォルダ名を入力) Version: 1.0.0 License: GNU General Public License v2 or later (ライセンスは親と同じにすればいいでしょう) License URI: http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html (ライセンスは親と同じにすればいいでしょう) */ |
functions.php
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<?php // これを記述することで、親テーマのスタイルが子テーマに反映されます。 add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' ); function theme_enqueue_styles() { wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' ); } |
特に重要なのは、style.cssのTemplateの項目の記述を正しく書くのと、functions.phpの中身をきちんと書くです。
これを間違えると子テーマとして動作しません。
ここまで来たら、WordPress管理画面から子テーマを有効にしてみてください。
親テーマのスタイルが反映されているはずです。
後はカスタマイズしたいファイルを親テーマのディレクトリから子テーマのディレクトリにコピーして編集すればカスタマイズできちゃいます！
ただし親テーマのライセンスを確認して、改変自由な場合のみ行ってくださいましm(_ _m)
